《置き場所》
　なるべく日当たりの良い場所に置くことが理想ですが、やむをえず、日当たりの悪い場所で飾る場合は、２〜３日に１回は日光浴をさせないと、続いて花が咲かなくなります。しかし、毎日多少でも日の当る場合は、特別光線の当る場所に置かなくても十分に花が咲き続けます。
　シクラメンの生育適温は、昼間は20℃前後、夜間は15〜12℃ですが、2〜3度に下がっても耐えることが出来きます。温度が高すぎる場合は、かえって花の寿命が短くなることがあります。

《水やり》
　鉢土の表面が乾いたら、1度にたっぷりあたえることが原則です。しかし、底面給水方式で栽培されているので、鉢そのものの底に、水が溜まるような鉢になっていて、鉢皿に水を2/3くらい入れておけば良いでしょう。受け皿の水が完全になくなり、鉢土が乾くと吸収しなくなることがあります。こうした場合は、上から十分給水させる必要があります。

《花がら摘み》
　咲き終わった花や、傷んで黄色くなった葉は、株元から抜き取らないと病気の原因となりますので、その都度取り除きます。

《肥料は適度に施す》
　購入時のシクラメンは、生産者の段階で普通は十分に肥料が与えてありますので、当座は必要ありません。けれども、肥料切れになると花が小さくなったり、蕾が最後まで咲ききらないことがありますので、1,000倍ぐらいの液肥を潅水がわりに、10日に1度与えるか、または、底面給水用の鉢の場合に、1,000倍くらいの液肥を水に混ぜて補給することが大切です。しかし、肥料が多いとかえって障害がでるので注意が必要です。

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