《葉がしっかりしたもの》
　葉の数と花の数とは比例していることから、葉の枚数が多く、しかも葉色が濃く大きさの揃っている事。

《蕾の多いもの》
　シクラメンは、長期間咲き続けることから蕾の多くついているものを選び、しかも、その生育段階の異なる蕾があるものは、次々に開花し、長く楽しむ事が出来ます。

《病害虫におかされていないもの》
　一見立派に見えるシクラメンも、株元に灰色のカビがついたり、花弁が奇形になったり、白くすれた状態のものは、ホコリダニやスリップスに犯されており、次から咲く花も同様の症状となることから、こうしたものは、注意が必要です。

《売り場の環境に注意》
　生産者がせっかく良いシクラメンを作っても、小売店で寒風に長くさらされているものは、購入後、葉のいたみがでたり、花が咲かなくなることがあります。
　また、売店の温室で長く飾られたり、光線の少ない温室に置かれているものは、花が多く咲き葉色が良くとも、花梗や葉柄が伸びて軟弱になっているため、購入後、早くだめになり易いといえます。

　いずれにしろ、購入する場合は、１度手に取って株の内側にも目をくばり、葉の硬くしまったもので、自分の好きな花色、大きさのものを選び、多少価格が高くとも良いものを選ぶことが必要です。

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